運動不足が引き起こす具体的な症状

運動不足が続くと、体にはさまざまな具体的な症状が現れます。最初は小さな不調でも、放っておくと慢性化し、生活の質を大きく下げる原因になります。

まず多くの人が実感するのは 肩こり・腰痛 です。筋肉を動かさないことで血流が滞り、老廃物がたまりやすくなります。また、弱った筋肉では背骨や骨盤を正しい位置に保てず、姿勢の崩れから痛みが出やすくなります。

次に現れるのが 体重増加と基礎代謝の低下 です。運動による消費カロリーが減るだけでなく、筋肉量が落ちることで基礎代謝も下がります。その結果、食事量が変わらなくても太りやすくなり、内臓脂肪の蓄積や肥満につながってしまいます。

さらに深刻なのが 生活習慣病のリスク上昇 です。運動不足は糖尿病、高血圧、脂質異常症などを引き起こす大きな要因とされています。血糖値の調整がうまくいかなくなり、動脈硬化や心疾患のリスクが高まることも分かっています。

そして見落とされがちなのが メンタルの不調 です。体を動かさないことでストレス解消の機会が減り、気分の落ち込みや不眠につながることがあります。実際に「軽い運動習慣がうつ病の予防に有効」とする研究も多数報告されています。

これらの症状は一見バラバラに見えますが、根本には「体を動かさないことによる循環機能や代謝の低下」があります。つまり、適度な運動を取り入れるだけで、これらの不調の多くは予防・改善できるのです。

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